いつかは行ってみたい!バリ島はどんなところ?

バリ島と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか。常夏のリゾート地で透き通って見える海。ヤシの木やトロピカルフルーツも目に浮かんで人もいるでしょう。今回は、日本人に人気のリゾート地「バリ島」のあれこれについて書いていこうと思います。

バリ島の歴史

バリ島が栄えたのは今から約100年前からです。当時植民地化していたオランダの郵便船会社がバリ島に港を開設しました。これを契機に、オランダを通じてヨーロッパ諸国の観光客がバリ島に訪れるようになり、「最後の楽園」としてヨーロッパでは認知されるようになりました。その数年後にゲストハウスが改修され、「バリ・ホテル」が建設されました。現地の人々はバリ舞踊やガムラン音楽などで観光客をもてなしていました。外国人の目にはバリの宗教文化は非常に目新しいものだったのでしょう。

バリ島の文化・宗教

バリ島はインドネシア共和国のバリ州に属する島で、人口は420万人ほどいます。現地の人々はインド仏教とヒンドゥー教を融合した「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれる信仰をしています。古くからの慣習が現在まで残っており、家の前に毎朝チャナンと呼ばれるお供え物をするなど、宗教的な活動に一定時間を割いています。また、バリ島にいるとどこからともなく聞こえてくる祭りの音も大切な儀式の1つです。現在は、イスラム教徒の移民流入が目立つようになってきました。

バリ島の農民は労働時間以外では、絵画、彫刻、音楽などの芸術・創作活動にも従事していた。歴史を遡れば、インドのパーラ朝美術に似た仏像やヒンドゥーの彫刻であるドゥルガー像は傑作として有名である。今日バリ島で見られる芸術は、伝統芸能を継承しつつ、植民地時代に訪れた欧米人の影響を強く受けています。

バリ島の地理・気候

バリ島の面積は5633km²で、愛媛県や三重県と同じくらいの大きさをイメージしていただくと分かりやすいと思います。島には信仰の対象とされるアグン山とバトゥール山など多くの火山を有しており、火山活動により土壌は肥沃になった反面、時に災害に見舞われることもありました。一年を通して高温多湿の気候で、10月から3月が雨季で一日に数時間のスコールに見舞われることがあります。

まとめ

バリ島の基本的な情報についてまとめてみました。観光地に行くうえでその地の歴史的背景の知識があると、普段と違った見方ができると思います。「異文化理解」で旅をもっと楽しいものにしましょう。